行政書士を目指したきっかけ

行政書士を目指したきっかけ

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行政書士試験の合格発表前日からかれこれ2週間ほどブログを継続しておりますが、そういえばそもそも私がどうして行政書士を目指したのか、そのきっかけを話すのを忘れていましたね。

今回はそれをお話ししたいと思います。

私は現在、Web関係の会社の代表をしております。

代表と言っても従業員を何十人も使って大きくやっているわけではありません。
法人格は有していても実質は自営業に毛の生えたようなものです。

しかしそんなに規模であっても、経営をしていく中で大なり小なりトラブルはあるものなんですよ。
そしてそんなトラブルの一つが行政書士を目指したきっかけだったんです。

弊社のWeb関連サービスの柱の一つにホームページ作成があります。

このサービスの場合、意志疎通を密にし、お客様のご希望をしっかりと反映したサイトを作ることができればクライアントとの物理的距離はあまり問題ではありません。
電話・FAX・電子メールはもちろん、昨今はSkype・LINEもありますからね。コミュニケーション手段は豊富で、それらを駆使すれば特に不自由なく意思疎通が出来るんです。

そのメリットを利用してインターネットにて全方位的に販促を行った結果、全国的にクライアントを獲得する事ができました。
範囲の広さを表現するのによく「北海道から沖縄まで」などと形容されますがまさしくその状態になっているわけです。

しかし、こう聞くと良いことばかりに思えますが、このやり方には致命的な問題があったんです。

それは、遠隔地のお客さまからは売掛金が直接回収出来ないということ。
距離的に遠いため回収は銀行振込など間接的な手段に限られてしまうんです。

結果として、一旦入金が滞ってしまうと回収が途端に難しくなってしまうんですね。

近隣のお客様なら直接訪問で回収できることもあります。

ですが遠隔地となると話は違います。
電話やメールで催促しても無視されればお終い。お客さまの会社に伺うにしても交通費の方が売掛金よりも多くなってしまうこともあり、こうなると泣き寝入りするしか方法がありませんでした。

対策として危なそうな取引先の支払いを銀行引き落としにしてみたりもしましたが、残高不足にされてしまえば回収できないわけで、根本的な解決にはなりませんでした。

そんなとき、「少額訴訟」という制度を知りました。

通常の裁判より簡単・迅速に終わるシステム。そして費用も安い。
おぉ、これだ、ということで少額訴訟を起こしてみることにしたんです。

でもその前に「内容証明」を相手に出しておいた方が良い、ということも聞きました。
聞けば内容証明には暫定的に時効を中断させる法的効力があることや、異議がある場合には内容証明で返信するように書き添えることで売掛金が存在することの証拠にもなるとのこと。

これは良い、と様々なテンプレートを参考にしながら、自分で文面を考えてさっそく発送。

売掛金○○○円が未回収です。○月○日の期日までに支払わない場合は○○裁判所にて少額訴訟に訴えます。
異議がある場合は内容証明にて返信を。

内容はこういったものでした。

そしてその結果、少額訴訟まで至らずになんと内容証明だけで回収が出来たのです!

スムーズに入金してきたわけではありません。
入金は私が内容証明で指定した期日よりずっと遅かったですし、お客様負担と伝えていた振込手数料もこちら負担になっていましたが、なんとか回収は出来ました。
後学ために少額訴訟まで考えていたので正直なところ少し残念でしたが(笑)、今まで散々苦労してきた回収をあっさりと成功させた「内容証明」に驚き、強い興味を持ちました。

その後調べてみると「内容証明」の代行は行政書士が出来るということを知り、そして行政書士の業務を知るにつれ急速に興味を持っていったのです。
そして現在の業務に行政書士を繋げたらより横断的なサービスが実現できるのではないかと思い始めました。

弊社の場合、新規開業・起業する方からのご相談が多いです。
そんな方々にWebと経営上の法律知識を同時に提供できたら、新しい形のワンストップサービスが実現できるかもしれない。

これが行政書士を目指したきっかけでちょうど2年前のことです。

それからしばらくかかりましたが、やっとスタートラインに立つことが出来ました。
自分のイメージを具現化する作業がようやく始まります。

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この記事の著者

伊藤 リョウ合同会社代表社員・行政書士・Webデザイナー・ファイナンシャルプランナー(2級FP技能士)

Web関連会社を平成19年に設立。現在まで作成を中心としたITトータルサポートを行っている。
平成25年度行政書士試験に合格(一般知識は満点)。Webと行政書士業の幸福な関係構築を目指し平成26年5月、行政書士事務所開設。
静岡県出身。藤枝東高校・立命館大学産業社会学部卒業。元和菓子職人という異色の経歴を持つ。
既婚。2児の父。趣味はランニング(フルマラソンベスト3時間41分)。

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